昨日は、Hinoさんのお宅に集結して、午前中から
『When the Saints Go Marchin' in』の
レコーディングでした。

AJCの6名(Hinoさん、Hayashiさん、Kajiさん、
Magaeさん、Yasuokaさん、私)という、各3パートから
2名ずつで録音してまいりました。

ご自宅のスタジオがパワーアップしていて、
ビートルズがアビーロードスタジオで使用していた
という、イギリスのメーカー「Sontronics」の
コンデンサーマイクが設置されてました。

Hino_Studio_Sontronics.jpg

これがまた本当に細かい音まで拾って、舌が唇に触れる音、
つばを飲み込む音、足元を動かした時にくつ下がすれる音まで
入ってしまうほど繊細な(精細な)機器ですので、私たちの
歌う声もごまかしの利かない状況でした。

そして、コンデンサーマイクと普通のボーカルマイク(SM58)の
二本録りなので、本当にプロのミュージシャンのPVで出てくるような
素敵な環境でした。

おおよそ3時間で、計6名分の声を無事録り終わりました。
お休みの中ご協力いただいた5名の方々に感謝です。
そして、ずっと休みなくエンジニアをしてくださったHinoさんの
ご主人にさらに感謝です。
※さらに夕方に差し入れで手作りタルトをお持ちいただいたKoshimizuさんにも感謝です。

ちらっと出来上がりの音を伺いましたが、音が前回のレコーディングと
また全然違いましたね。
やはり機材が素晴らしいと、正直、音の輪郭がハッキリわかりますね。

この各パート別の練習用音源がAJC内に配られて、10月11日(土)の
みなと区民まつり、および10月17日(金)の「音楽のさんぽ道」までに、
仕上げていくことになります。

皆さんに少しでも良いパフォーマンスをお届けできるように、引き続き
レベルアップを続けてまいりたいと存じます。


by Shinshi

PS:
個人的に印象深かったのは、Hinoさんのお宅でいただいた、おそうめんです。
薬味・トッピングの種類が10種類以上もあって、いろいろな味が
楽しめて、本当にいままで食べたことがない、目からうろこがはがれ
落ちるようなおいしさでした。

画像

かぼす・みょうが・おおば・「山形だし」・自家製なめ茸・もやしのナムル・山芋の梅あえなど、
いろいろ素敵だったのですが、個人的には『うまくて生姜ねぇ』という薬味のインパクトが絶大でした。
『辛くて生姜ねぇ』という商品もあるらしいですが(笑)。

たくさん野菜があっていいな、と思っていたら、
8月31日は「やさいの日」だそうで。


やはり月末・月初、月・金曜日は、皆さんもお忙しいですよね、なにかと。
昨日はその月末と金曜日が一緒になってやってきた訳です。

ご多分にもれず、そんな状況で日付が変わる頃に帰っている私ですが、
本日は午前中から、AJCの練習音源のレコーディングなんですよね。
先週、寝坊して遅刻したので、今回こそ早起きしないと(笑)。

ちなみに、場所は自宅にスタジオがあるという、素敵な環境を
お持ちのHinoさんのお宅にお邪魔する予定です。

で、何の曲をレコーディングするのかというと、実は昨日紹介した
When the Saints Go Marchin' inのコーラスです。
AJCの6名の方々に集結していただきます。

なぜ今さらこんなベーシックな曲を、という話ですが、
10月にジャズの起源としてのゴスペル、というお題で
出演するイベントもあるので、あえてBack to the Basicで
この曲をチョイスした訳です。

今回は世の中にある何かの音源をまったく参考にすることなく、
完全にAJCオリジナル仕様としてアレンジを施したので、
オンリーワンのものを作ってます。

メロディが有名なので、1~5番目まで同じ調子だと全くつまらないので、
すべてにおいてコード、キー、リズム、メロディを歌うパートを微妙に
変えてます。

実は、この音源を作るに至るまでに、5パターンくらいアレンジを
考えて仮レコーディングしたんですよ(笑)。

余談ですが、普通のメジャー(プロ)のアーティストが
シングルCDを作る時も、少なくとも5つ以上はバージョンを考えて
レコーディングするんですよ。

Remixとしてリズムの要素を少し強くしたり、そもそものリズムを
ガラっと変えてみたり、インスト・楽器の構成を変えたり、
アコースティックverもあったり。
そこで、一番いいものをシングルとして採用するのです。
案外アコースティックが良くて採用、とかもあるようですよ。
某音楽会社の人から聞いた話ですが。

よくシングルと違うバージョンをアルバムに入れていたり、
「リミックスCD」として他のバージョンもまとめて出したりして
いるのが、その録音した「残り」のバージョンであることが多いです。

私は昔からこれを「お歳暮の残りもの 詰め合わせ商法」と呼んでます(笑)。

さて、話を元に戻すと、私も5パターン作ってみて、リスナーとして
聞き比べてみました。

さんざんいろいろ検討した結果
・お客様と一緒に歌えること(盛り上がりやすさ)
・AJCのメンバーの歌いやすさ
・覚えやすさ
・ジャズのイベント(音楽のさんぽ道)に出演すること
などなどの観点から考えて、一番最初に作ったシンプルな
アレンジに落ち着きました。

ちなみに「残りもの」のバージョンは永久にお蔵入りさせる
ことをいさぎよく決意しました。
ヘンに再活用すると、混乱しちゃいますからね。

今日のレコーディング、うまくいくと良いのですが。
結果はまた明日ご報告します。

by Shinshi

平日は23時を過ぎて帰宅の途につく日常なので
余計に気づくのですが、今夜は涼しいというより
少し寒いですね。浜松町ではただいまの気温19℃
と表示されてます。まるで季節が一つ進んだようです。

さて、ここ数日私がレコーディングで頭を悩ませていた曲を
今日はご紹介します。

そう、有名な「聖者の行進(When the Saints Go Marchin' in)」です。

「カンタンだよ、そんな曲、誰でも知ってるよ。」と言われそうなのですが、
この曲、実はなかなか奥深いのです。


アメリカ南部で、お葬式の時にこの曲が歌われることは、ご存知の方も多いと思います。

ところが、この曲の歌詞の2番以降は、世の中でいろいろ違うバージョンが存在することをご存じでしたか?

USAでもっともポピュラーだと言われているのが、下記の歌詞です。
(ニューオリンズのお葬式で歌われたり、お祭りで歌われるverです)


Oh, when the saints go marching in
Oh, when the saints go marching in
Lord I want to be in that number
When the saints go marching in

Oh, when the drums begin to bang
Oh, when the drums begin to bang
I want to be in that number
When the saints go marching in

Oh, when the stars fall from the sky
Oh, when the stars fall from the sky
I want to be in that number
When the saints go marching in

Oh, when the moon turns red with blood
Oh, when the moon turns red with blood
I want to be in that number
When the saints go marching in

Oh, when the trumpet sounds its call
Oh, when the trumpet sounds its call
I want to be in that number
When the saints go marching in

Oh, when the fire begins to blaze
Oh, when the fire begins to blaze
I want to be in that number
When the saints go marching in

Oh, when the saints go marching in
Oh, when the saints go marching in
I want to be in that number
When the saints go marching in

<出典:wikipedia USA版>



ところが、ルイ・アームストロングが1930年代にレコーディングして
一躍この曲を有名にした版の歌詞は、以下のとおりです。



-intro-
We are trav'ling in the footsteps
Of those who've gone before
But we'll all be reunited (but if we stand reunited)
On a new and sunlit shore (then a new world is in store)
-------

O when the saints go marching in
When the saints go marching in
O Lord I want to be in that number
When the saints go marching in

And when the sun refuse (begins) to shine
And when the sun refuse (begins) to shine
O Lord I want to be in that number
When the saints go marching in

When the moon turns red with blood
When the moon turns red with blood
O Lord I want to be in that number
When the saints go marching in

On that hallelujah day
On that hallelujah day
O Lord I want to be in that number
When the saints go marching in

O when the trumpet sounds the call
O when the trumpet sounds the call
O Lord I want to be in that number
When the saints go marching in

Some say this world of trouble
Is the only one we need
But I'm waiting for that morning
When the new world is revealed

<出典:azlyrics.com(ルイアームストロング版)>



2番以降、全然違いますよね(一部共通のもありますが)。
ルイアームストロングの方は、たぶん本人が若干手を加えたのかも
しれませんが、メッセージ性が強いですね。
きっと戦争や恐慌の時期が背景だった影響も多少あるのでは、
と察します。

もう一つご紹介します。
こちらも有名な歌詞の一つです。



Oh, when the saints go marching in,
Oh, when the saints go marching in,
Oh, Lord, I wanna be in that number,
When the saints go marching in.

Up where the streets are paved with gold,
Up where the streets are paved with gold,
Oh, Lord, I wanna be in that number,
Where the streets are paved with gold.

Oh, when they crown Him Lord of all,
Oh, when they crown Him Lord of all,
Oh, Lord, I wanna be in that number,
When they crown Him Lord of all.

Oh, when the saints go marching in,
Oh, when the saints go marching in,
Oh, Lord, I wanna be in that number,
When the saints go marching in



先にご紹介した2つとは、全く内容が違いますが、
この歌詞も案外よく見かけます。
「L.Aやサンフランシスコではこの歌詞だったよ」という情報も、
以前住んでいた方から教えていただきました。

たしかにGoldとかCrownとか、バブリーな単語は、アメリカ西部が
似合いますね。

こうしていろいろな歌詞を見てきてわかることは、「共通なのは
1番だけ」ということです。

しかし、不思議な状況です。

でも、それだけ世の中にこのメロディーが広まっている証拠でも
あります。子供から大人までよく知っているメロディーですからね。


おっと、結構な長文になってきたので、今日はこの辺で失礼します。
では皆さんよい週末を。


by Shinshi

つい先ほど、伸び伸びになって懸念材料になっていた
レコーディング用の音源を、AJCメンバーにメールして
ほっと一息ついているところの私です。

いろいろたまっている宿題は多いのですが、一つでも片付くと
ちょっとホッとします。

さて、カーク・フランクリンのストーリー、今日で最後です。

前回までは、彼はゴスペル界のレジェンドと呼ばれるMilton Biggham
に見出されたという所まででした。

その後、彼は自らのグループ”Kirk Franklin & the Family”を率いて、
1993年メジャーデビューを果たします。

その最初のアルバム「Kirk Franklin & the Family」がいきなり、
全米ゴスペル・チャートでNO.1に輝き、全米の総合チャートでも
最高58位まで上昇するスマッシュ・ヒットを記録。
このアルバムはゴスペル界で初のプラチナディスク(100万枚以上)となります。

その後もコンスタントにヒット作をリリース。

1996年のアルバム『Whatcha Lookin' 4』で、グラミー賞「最優秀コンテンポラリー・ソウル・ゴスペル・アルバム賞(Best Contemporary Soul Gospel Album)」を受賞。
翌年の1997年のアルバム『God's Property』でもグラミー賞「最優秀ゴスペル・アルバム賞(Best Gospel Album By Choir Or Chorus)」を受賞。

そして、1998年にU2のボノ、メアリー・J・ブライジ、R.ケリーなど、錚々たる顔ぶれの豪華ゲストを迎えたアルバム『The Nu Nation Project』でも、グラミー賞「最優秀コンテンポラリー・ソウル・ゴスペル・アルバム賞(Best Contemporary Soul Gospel Album)」を受賞します。
このアルバムは、全米ゴスペル・チャートで50週近くもNO.1の座をキープし、全米の総合チャートでも最高7位を記録することになります。

この時すでに彼はもうゴスペル界だけでなく、普通の全米チャートでも席巻しており、
ゴスペル界の革命児として全米に名をとどろかすことになります。

この後もアルバムを出すたびに、ゴスペルチャートNo.1、全米チャートでも上位に入るようなヒット作を出し続け、アルバムは100~200万枚をコンスタントに売れ続けていきます。

さらに2005年のアルバム「Hero」でグラミー賞2部門で受賞します。

すでに今日、押しも押されぬ超大物アーティストとなったカーク・フランクリン。

彼が成功した最大の理由は、R&B・HipHopと言った音楽の要素を
ゴスペルとうまくクロスオーヴァーさせたその類まれなセンス、
と言われています。

普通にR&Bの曲として聴いても十分優れており、そこに神への賛辞が
さらにこめられていることで、より多くの若者たちの共感へと広がって
いったのです。

GospelというジャンルをUSAで一気にメジャーに広めた功労者と
言っても過言ではないでしょう。

そんな彼の代表曲としては、この曲があります。

〇HOSANA/Kirk Franklin


シンプルなんだけど、力強い。
そんなカッコよさがあります。

後半のコーラスと、ちょっと泣きの入ったコード進行は、
なかなか鳥肌が立ちます。
この人の才能を垣間見ることができます。

カークの曲、どこかのタイミングでまた取りあげていきたいと思います。

by Shinshi

ここ2日で一気に涼しくなりましたね。
夏盛りの8月なのに、今日の予報は最高気温25℃とか。
ここ10年で、ちょっと聞いたことない気温ですね。
気温の変化が激しいので、みなさまもご体調にお気をつけて
ください。

さて、昨日からカーク・フランクリンについてお話してますが、
今日は彼の生い立ちについて触れてみたいと思います。

1970年、テキサス州フォートワースに生まれたカーク・フランクリンは、
まだ15歳だった母親の元で最初育てられますが(父親は不明)、未熟な母より
日常的に虐待されていたことから、3歳の時に64歳の叔母に預けられ、
育てられることとなります。この叔母が、彼のその後の人生のキーマンとなります。

叔母はアルミカンを拾って売りながら彼を育て、4歳の時からピアノを習わせて、
5歳の頃には音楽の才能に優れていることを見出し、既に7歳の時には初めて
クワイアと伴奏の「専属契約」にこぎつけるなど、彼の才能を育てていきます。

そしてなんと弱冠11歳にして、教会のゴスペルクワイアのディレクターに就任します。
しかも大人たちで構成されているクワイアのディレクターですよ!
並大抵のことではありません、相当に音楽の才能が優れていたのでしょう。

でも輝かしい幼少期の経歴も長くは続きません。
反抗期に入ったとたん、彼は非行に走りはじめ、数々のトラブルを引き起こします。
教会からも追放され、学校からも退学となり、ガールフレンドを妊娠をさせてしまう
など、次々と問題を発生させていきます。

しかし15歳の時に転機が訪れます。

不良仲間だった親友が銃で撃たれ、亡くなってしまいます。
これをキッカケに改心し、問題ある行動を反省し、叔母の援助も
をウケながら、再び教会に戻ってゴスペルを始めていきます。
ディレクターとしてクワイアを率い、曲作りやアレンジを始めた
カークは、積極的にコンサートやレコーディング活動を行っていきます。

ある時レコーディングしたThe Humble Heartsという曲が、
ゴスペル界の大物Milton Bigghamの耳にとまり、才能を見抜いた
ビッガムはカークを自分の元に来ないかと誘います。
ここから彼の人生が好転していきます。

この時、彼は20歳。

ここから彼のサクセスストーリーが始まります。

この続きはまた明日に

by Shinshi


PS:
引っ張ってないですよ(笑)。
最初の20年でこんな熱いストーリーですから、全部書いたら相当長くなっちゃいます。

ここ数日は、このブログでもイベント系のお知らせが続いたのですが、
今日からまた少しアーティスト系を掘り下げてみようか、と思います。
マヘリア・ジャクソン、E・ホーキンス、アレサ・フランクリンと、
「女性⇒男性⇒女性」と来たので、今回は男性アーティストの番です。

アレサからの「フランクリン」つながりで、カーク・フランクリン(Kirk Franklin)を
チョイスしてみました。ちなみにアレサとは、親戚でも何でもありません。

今までご紹介したアーティストに比べれば、かなり「最近の人」です。
しかし現在のUSAのゴスペル界では、既に超大物の域に達している人物ですから、
おそらくUSAでゴスペルやっている人なら、知らない人はいないでしょう。

現在公開中の映画『Gospel』でも彼のインタビューがある模様です。
※でもすみません。私は映画のチケットを購入してもらっていながら、昨日
 寝坊して観られなかった身なので、本件を全くコメントできる立場にござい
 ません...


さて、有名な曲はHOSANAなどたくさんあるのですが、今日はこの曲をご紹介します。

○He Reigns/Kirk Franklin



ウチのクワイアでも昨年末に歌ってますね。

2つのコードを行ったり来たりする、とてもシンプルな曲です。
HipHopの独特のリズム、ラップのような歌詞など、コンテンポラリーな曲調の中に、
現代風に神をあがめる歌詞が盛り込まれています。

けっこう早口なので、当時AJCの練習の時に「呂律(ろれつ)が回らない」とか
「早すぎる」と、メンバーの方がよく困られていたのを思い出します。
それもGreg師が教えていた頃の話です。

早口部分の英語の歌詞を、「わからないから全部カタカナで書いて」と言われて
私がホワイトボードに全部書いてお伝えした記憶もありますね。
すでに懐かしいお話です。

明日は彼の生い立ち、エピソードとかに迫っていこうかと存じます。

by Shinshi


PS:
早口で「呂律(ろれつ)が回らない」ときのボイストレーニング対処もあるんですよ。
後日ご紹介しますね。

PS2:
以前、カーク・フランクリンのことを『かーくん』と呼んでいる人をお見かけしたことがあります。
私は最初、光GENJIのことかと思いました。

いつも0時前後に更新するブログですが、昨夜はレコーディングから
帰ってきてすぐ寝てしまう「ぱたんQ」な状態でしたので、更新が
朝になってしまいました。

昨日は急きょAJCの4名の方々にお誘いいただいて、六本木シネマートで
映画「Gospel」を見る・・・予定だったのですが、
なんと私が前夜に夜中3時近くまで打ち上げに参加していた影響で、
4時半ころに寝たため、目が覚めたら10時半で顔面蒼白になり、
11:15からの上映に大遅刻してしまいました。

正直、時間を守ることに関しては、厳しいつもりなのですが、
おそらく約20年ぶりくらいに「寝坊で遅刻」をしてしまい
ご迷惑をおかけしてしまいました。

チケットは5枚買っていただいていたのに、私以外の4名の
方々がご覧になって、私は終わった頃にロビーに行ったという
始末でした。

昨日の模様としては、11:15から全国ゴスペルコンテスト
ボーカル部門優勝者の草薙さゆりさんのミニライブがあって、
その後に1時間ほど上映があったようです。

ドキュメンタリーの内容だったのですが、私は完全に見ていない
ので、ちょっとコメントできる立場になく、またの機会に
拝見できれば幸いです。8月29日までは六本木でも上映されて
いるようで、その後新潟、大阪、京都、兵庫と順次公開されるよう
です。

ということで、なんとももどかしい状況だったのですが、
その後、皆さんと軽くお食事をした後で、予定していた
レコーディングに行きました。

AJCの新たな練習音源づくりの宿題もあったので。

お茶の水のスタジオで、アレンジを一から考えていろいろ
何パターンも録音してみたのですが、日付が変わる頃まで
やっていたにもかかわらず、ちょっと納得いく内容になり
ませんでした。
結局、仕上げを今日に回しました。

なんだか消化不良な一日になってしまった自分に猛反省です。
でも、こんな日もあるものです。

今週末は6名の方々にお手伝いいただいて今日の音源を使った
レコーディングもあるので、それまでには何とか事前に音源を
お渡しできるように、本日も仕事が終わってから適度に頑張ろう
と思います。

by Shinshi


PS:
「ものづくり」について、いろいろ考えさせられた一日になりました。

いまライブが終わって、反省会と称した打ち上げからタクシーで帰る途中です。
いつも22:15頃に最後のステージが終わって、皆さんにご挨拶して
後片付けして、楽屋でメイクを落として、打ち上げの居酒屋に
到着した時点で24:00近くになります。
ここから反省会ですから、毎回最後までいると深夜3時くらいまで、
激論になり、タクシー帰りです(苦笑)。

余談はこのくらいにして、昨日は赤坂でAJC/AGCの練習でした。
こちらもいろいろ激論になることがあります。
あの音が違う、ここは原曲とGreg音源が違うので、こっちがいい、
などよくあります。

見学された方からよく言われるのですが「ずいぶん自由ですね」と
の感想をいただきます。「他では質問とかあっても最後にするのが
普通です」と。そこでいつも私がお答えしているのは「一点違うのは、
ここは教室ではないんです」と。

もちろんメリット・デメリットがあるので、一概に今の状況が
ベストとは私も考えていませんが、ただ自由な雰囲気、自分たちで
運営していくという意識は大切にしたいと考えてます。

そうですね、収拾がつく範囲で、運営していきたいと考えてます。

最後にご報告ですが、このHPも昨日午前6~9時頃50,000PVを超えました。
※今50,203PVでしたので、逆算するとその時間帯でした。

いつもご覧いただいている皆様、本当にありがとうございます。
拙い文章で読みづらい部分も多々あるかと存じますが、皆さまの
お役に立てる情報をお届けできるように、そしてたまに関係ない
話(および「だじゃれ」など)もありますが、これからもコツコツと
つづってまいります。

よろしくお願いします。

by Shinshi

PS.
本日coconutsライブにお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
AJCからもIchikawaさん、Shigetaさん、Kajiさん、Magaeさん、
ありがとうございました。

結局、深夜のサイゼリヤでぐだぐだな反省会が展開されましたが、
なんとか3時前には解散してタクシーで帰ってます。

本日の練習など

2014年08月23日
夜中にレコーディングした音源を、昨日朝に遅ればせながら、
AJC/AGC内に送りました。結局、最後に録音した6回目(take6)
を採用しました(笑)。

簡単そうで、簡単ではないのがレコーディングです。
聴かれる方はなんでもないように見えるかもしれませんが、
レコーディングは「忍耐」です。

普通のミュージシャンは1日1曲のレコーディングペース、
プロモーションビデオの撮影も含めたら、1曲あたり
平均3日が相場です。
事前の曲づくり、打ち合わせ、セッティング、ロケハンなど
いろいろ含めると、一つのアルバムを作るのにかかる期間、
スタッフの数、コストは相当なものです。

私一人で無償でやれる範囲なのですから、まだマシなのだと思ってます。

AJC/AGCとしても、来週、練習音源のレコーディングを
予定してます。6名の方々にご協力いただく予定です。
1曲ですが、BGM作成で事前に1日かかって、当日6人
別々に録るので、そこでまた半日かかります。
が、参加いただく方には楽しんでいただければと考えてます。

実は、個人的に私も、AJC以外の件も含めてレコーディング漬けの
1ヶ月に入ります。
ちょこちょこあるライブの谷間の土日にレコーディングです。
イベントの準備も始めます。

忙しくなるぞと思っていた矢先、本日午後はAJC/AGCの練習です。
見学の方々はお気軽にどうぞ。
赤坂区民センターで13:30~です。

さらに映画「Gospel」の公開日です。
私も近日中に見に行こうと思っております。

そして私ごとですが、夜は別件ライブに出ます。
もう何度も書いたので省略します(笑)。
気になった方は一昨日のブログをご参照ください。

では皆さんHave a nice weekend!


by Shinshi


PS.
本日0時現在で、このHPも49,978PVです。もう少しで5万です。
これは本日午前中にアクセスされた方がキリ番です。
が、ごめんなさい、ここでは人を特定できないので、
今日午前中にアクセスされた方は皆さん「おめでとうございます」ということで(笑)。

いやはや、昨夜のレコーディングに全く納得いかず、
本日も帰りにレコーディングをしているところで
あります。

レコーディングって、一回目をtake1、二回目をtake2
みたいに呼びますよね。
現在、私はtake5に納得いかず、もはやtake6に突入します(笑)。

そういえばtake fiveという有名なJazzの曲がありますね。
take6も6人組の超有名グループがいますね。ゴスペルも歌いますよね。
私も好きなアーティストです。

なんて余談はどうでも良くて、今回When You Praiseを
再レコーディングしています。1回あたり6分半かかって、
聴いてチェックするのもさらに時間かかって、全く間違えて
いないかどうかのチェックもさることながら、ピアノタッチ
がちょっとでも納得いかない部分があれば、一からやり直してます。

そして、キリがないことに気づき始めました。
今日はどこかでケリをつけます。
たぶんtake6で最後にします。

レコーディングって、大体take1が一番いいと
云われてます。おそらく無心で弾けるからです。
私も過去その方が多いです。
しかし、今回のtake1は、仕事から帰って
すぐだったので、テンションがイマイチで。
そこが長期化した原因ですね。

さっ、レコーディングに戻ります。

あ、明日13:30から練習です!
赤坂区民センターです。>AJC/AGCのみなさま
見学の方々、Welcomeです。お気軽に。

by Shinshi


PS.
レコーディング終わっても、WAVからMP3にするのが
またあれですが、頑張って終わらせます。

PS2.
このHPも本日1:05現在で49,703PVです。
たぶん明日で50,000PVになりそうです。

東京では猛暑が続いてますね。
夜になっても蒸し暑い日々ですが、皆さまご体調は大丈夫ですか?

そんな中、私は先ほど自宅に帰ってきて、エアコンの効かない部屋で、
今週末の練習に向けて、ある曲のSopranoパートのレコーディングを
しているところです。
なにかのガマン大会のような状況です(笑)。

さて、気がつけば明後日にイベント目白押しでしたので、
本日3つほどイベント等のご紹介です。

1)映画「Gospel」の上映開始について 
8/23(土)より、シネマート六本木・横浜シネマジャック&ベティで
映画「Gospel」が上映開始となります。

開始前には全国ゴスペルコンテスト優勝者等のミニライブがあるそうです。そちらにも興味があります。
詳しくはこちら

2)AJC/AGCの合同練習
〇日時:8/23(土)13:30~15:30
〇場所:赤坂区民センター 4F 多目的室

私たちの練習が明後日あります。
見学は無料ですので、いつでもどうぞ。
※事前に右上の「contact us」でご連絡いただければ幸いです。


3)coconuts Liveについて

毎月すみません。「これが言いたかったのでは?」と指摘されることを
承知で書きます(笑)。

私ごとで恐縮ですが、70~80年代のSoul/Discoバンドをやっております。
〇日時:8/23(土)19:00~ 1st Stage
         20:10~ 2nd Stage
         21:15~ 3rd Stage
〇場所:新宿メモリーズ
〇Music Charge:1st~3rd ¥2,500(通しで)

毎月数曲ほど新しい曲を入れ替えてやっております。
先月来られていない方は、5~6曲入れ替わっていると思います。

今回はGuestで、Kentosなどで長年ご活躍されているLady Cubeのmahiroさん(vo)が
来られる予定です。踊りにいらしてください。

詳しくはこちら
   ↓


あと、ご存知と思いますが、coconutsのWebサイトが
リニューアルされてます。
こちら

ということで、ご都合がよろしければぜひお越しいただければ
幸いです。


では、そろそろレコーディングに戻ります。


by Shinshi

PS:
関係ない話ですが、ここ2週間で3kgほど体重を落とすことに成功しました。
今朝、気がついたら、ベルトまわりが「ゆるゆる」になっているのに気づき驚きました。
いい感じです。

でも、たぶんライブ終わったら、油断して元に戻って、逆にお腹あたりが
前より「ゆるゆる」にならないか心配です(笑)。

昨日、金沢明子さんの「ロウソクの炎を揺らさない」CMを話題にしたところ、
「古いね~」と言いながらうれしそうな反応を、50~60代の方々からいただきました。
※ちなみに「日東あられ」のCMだそうで。私の世代でおそらくギリギリです。

さて、今日でロングトーンも最終回です。
昨日は私が過去にボイストレーニングを受けた(してきた)際の
ロングトーンの練習方法をご紹介しましたが、「他にも声を伸ばす
ための手段はあるよ」という情報をいただき、その中から、
広瀬香美さんがNHK Eテレでやっていた講座で、ロングトーンを
紹介した時のポイントが良かったのでご紹介します。


◎ロングトーンは「カラダ全体を使って声を出す」。

イメージは3段階
1)声の出発点はお尻(お尻をすぼめて)

2)キリンの首のように

3)頭の上の風船を割るイメージで



映像もありますので、下記サイトの3分20秒~6分過ぎあたりまで
ご覧いただくとわかりやすいです。




ちなみに練習ですが、女性のロングトーンの練習曲として、有名な曲のひとつに、
この曲があります。
   ↓


サビの「And I~」がまさにロングトーンですよね。
10秒くらいのロングトーンが練習できます。

男性用の練習曲のひとつとして、下記のような曲もあります。
サビの「A Lovely Day」がロングトーンです。
特に3分過ぎからは20秒以上のロングトーンがあります(笑)。


すごいなBill Withersと思います。

皆さんも、ぜひロングトーンを少しずつ練習に取り入れてみてください。

by Shinshi


PS:
余談ですが、以前Rockバンドのボーカルさんから
「オレはBurn(Deep Purple)でロングトーンを習得した」
というコメントをいただきました(笑)。

たしかに私もコーラスやったことありますが、サビの「Bur------n」は
なかなかキツいんですよね。

私もロングトーンの練習をバーンとがんばらなくては・・・

昔、「ロウソクの炎を揺らさずに歌う」という歌手のCMを
見たことがあります。たしか金沢明子さんだったと思います。
これ、民謡の世界での「ロングトーン」です。

一つの音をずーっと揺れずに保ったまま、さほど息を使わずとも、
同じ音で伸ばし続けるという一つの術です。
ゴスペルでも共通点があると存じます。

長い時間安定した音を伸ばすには、二つの要素が必要です。

1)呼吸のし方
言わずもがなですが、腹式呼吸です。
胸で息をするより、お腹で息をして声を出す方が、
強くて長く太い声が出ます。

でも、腹式呼吸からさらに1.5倍長く声を出すためには、
「全方位に胸を開いて呼吸をする」というワザがあります。
手を斜めに開いて、大きく胸を開くと、さらに呼吸できる領域が
広がるのです。

歌手の方は自然と手を広げて歌っていますよね?
あれ、無意識に呼吸領域を広げているのです。


2)声を出す姿勢
実はこっちの方がすぐに効果が出やすいです。

具体的には「顔を上に15度上げる(あるいは視線を15度上げる)」 です。

まっすぐ前よりちょっと上を見るのです。
そうすると、声・息が通りやすくなり安定します。

よくある話ですが、楽譜を見ながら歌っている人は、
少し下を向いて歌ってますよね。
あれでは、声の通り道をふさいでしまいます。
せっかくもっと良い声が長く出せるのに、パワーを
半減させてしまってます。もったいないのです。
※「楽譜や歌詞を見ないで歌ってください」とAJCでも
 お願いしているのですが、実はそのためでもあります。

あるボイストレーニング教室では、鏡張りの部屋で、
少し上の方(180cmあたり)に「★」マークが
貼ってあり、講師が「★」を見てロングトーンをやって
みましょう、と指導しているそうです。

ちなみに上を向きすぎると、かえって声が苦しくなるので、
”ちょっと上”を向くのがコツです。

どちらにしても、声を伸ばし続けること、体にとっても
鍛えられるのでとてもよいことですので、ぜひお試しください。

でも、くれぐれもやり過ぎて、声が枯れたりしないよう、
ご注意ください。

by Shinshi

PS:
という私も、先日猛反省して、ピアノを弾きながら
歌うことを想定した、「座りロングトーン」をしてます。

ちょうど昨日ロングトーンが課題、というお話が出たので、
今日はこの話題に触れてみようと思います。

ロングトーンとは、一定の音程をずーっと伸ばし続けることです。
歌だけでなく、管楽器(トランペット・サックスなど)でも使う
用語です。

で、今回はもちろん歌の話ですが、ゴスペルを歌う上でも、
このロングトーンは非常に大事です。

Total PraiseやI Love the Lordなど、ハーモニーを聞かせるのに
同じ音程をずっと一定に保って出し続けることは非常に重要です。

実はこれが揺れる人が大半なのです。
私ももちろん気をつけてはおりますが、疲れている時や
油断をしていると、この「揺れ」に襲われます。

ロングトーンをやられたことのない方、ためしに今「あー」と
ずっと声を伸ばし続けてみてください。
最初は音が一定でも、少し時間がたつと音が上下にゆれたり、
弱くなったりしませんか?ご自分で気づかれない方は
他の方に聞いて確かめてもらうと良いです。

経験不足の方だと、だんだん低い音(フラット)になってきたり
します。

これが、ゴスペルを歌うときにハーモニーが合わない原因に
なってしまうのです。

ではきちんと一定の音を伸ばし続けるには、どうしたら良いので
しょうか?気になりますよね。

ということで、次回その対策・練習法をお伝えしたいと存じます。
あくまでボイストレーニングとして、のお話をします。


by Shinshi

PS:
引っ張ってるな、と思っている方いらっしゃいますか?(笑)

実は、ここで考えていただく時間を作っているのですよ。

札幌から東京へ、のこのこと戻ってまいりましたところ、
本日神宮の花火大会で、赤坂区民センターにAJCの方々も
いらっしゃるとのことで、ちょっと顔を出してきました。

花火終了前ギリギリに到着したので、見たのは最後の数分でしたが、
去年より良く見えましたし、個人的には「数分でも十分」と思いました。←ここ、だじゃれポイントですよ(笑)。

その後、赤坂のVillageというライブ居酒屋で、
セッションになったのですが、皆さん楽しそうに
演奏されてましたね。aokiさんのギターソロが
さすがでした。
そしてご夫妻での演奏も素敵でした。
Village@Akasaka

さらにAJCのTomizawaさん、Koshimizuさん、
Magaeさんが入って最後にTotal Praiseを歌ったの
ですが、他のお客様が「これ、ゴスペル?へえ!」と
おっしゃっていたのが聞こえてきました。

反省点は「息が続かなくなった」と歌った方々が
おっしゃってた通り、ちょっと本番から遠ざかると、
練習しなくなるので、ロングトーンが怪しくなった
と思われます。

そしてかく言う私も、ピアノで伴奏しながら歌ったのですが、
いつもと勝手が違って、お腹に力が入らない態勢の位置で、
全くロングトーンができないばかりか、なんだか歌いにくく
なっている自分に気づきました。

猛反省です。

要は自分の「弾き語り」の力が結構鈍ってしまったので、
リハビリ的な練習あるのみです。

coconutsでも弾きながらコーラスやってますが
その曲たちには影響ないように、あと一週間は
とにかく練習練習です。

でも今日はさすがに眠いので、翌朝から頑張ります。

by Shinshi

昨日「アレサは結構こまめに紹介しているね」とのお声を頂戴しました。

そりゃそうですよ。だって、グラミー賞20回受賞の「超大物アーティスト」ですよ。既に生きる伝説ですから。

アレサの生い立ち・ストーリーについては、情報量も全然違いますし、思い入れも違います。まさにRespectですよ。

ということで、本日でアレサの経歴も最後になります。

さて、1967年「Respect」で初の全米1位を獲得したアレサは、その後もヒット曲を連発します。

1972年にはアルバム「Amazing Grace」をリリースし、ゴスペルとして初めてミリオンセラーとなる作品を世に出します。

彼女の代表曲をご紹介するにあたって、全米TOP10入りを果たしたシングルをざっと下記のとおり並べてみました。


1967  I Never Loved A Man (The Way I Love You) 9位
1967 Respect  1位
1967 Baby I Love You 4位
1967 (You Make Me Feel Like) A Natural Woman 8位
1967 Chain Of Fools  2位
1968 (Sweet Sweet Baby) Since You've Been Gone 5位
1968 Think 7位
1968 The House That Jack Built 6位
1968 I Say a Little Prayer 10位
1971 Bridge Over Troubled Water / Brand New Me 6位
1971 Spanish Harlem  2位
1971 Rock Steady 9位
1972 Day Dreaming 5位
1973 Until You Come Back to Me (That's What I'm Gonna Do) 3位

1985 Freeway Of Love 3位
1985 Who's Zoomin' Who 7位
1987 I Knew You Were Waiting (For Me) 1位
(with George Michael)


さて、ちょっと気づかれましたか?
1974~1984年までブランクがありますよね。

そうです。

アレサもずっと売れっ子ではなかったのです。

いわゆるディスコブームやAOR時代が到来し、ヒットに恵まれなかった時代もあったのです。

ところが、1980年以降にアトランティックからアリスタに移籍、その頃、絶頂期だったプロデューサー、ナラダ・マイケル・ウォルデンの手により、1985年にPOP路線の「Freeway Of Love」がリリースされ再び復活を果たします。さらに1987年には、ジョージ・マイケルとデュエット「I Knew You Were Waiting (For Me)」で、なんと20年ぶりの全米1位に返り咲きます。

その後、1987年にはロックの殿堂入り、その後ソウルの殿堂、ゴスペルの殿堂にも選出され、2005年には大統領自由勲章を受章、2009年にはオバマ大統領の就任式でも歌って、もはや「国民的な歌手」という不動の地位を築きます。

この経歴をつらつらと見ていると、彼女はゴスペルフィーリングの魅力をもっともポピュラーに伝えた功労者、と言えるのではないか、と思われます。

そこで、その典型として最後にご紹介するのはこの曲です。


バート・バカラックの超有名な曲のカバーですが、彼女が歌うとなんとなくゴスペルに聴こえるから不思議です。コール&レスポンス風に聴こえてきませんか?
このアレンジ、ゴスペルには非常に勉強になります。


ちなみに、アレサはまだ来日したことがありません。
なぜなら飛行機恐怖症なのです。仲の良かったオーティス・レディングが1967年に飛行機事故で亡くなってから、彼女はどんなに遠くても、鉄道や車・船で移動するようになった、というのは有名な話です。なので、アメリカ大陸内(アメリカ・カナダ・メキシコなど)のライブがほとんどです。

私たちが生でライブを見るには、アメリカ大陸に飛ぶしかないようです。

では、ちょっと行ってみましょうか(笑)。


by Shinshi


PS.
北海道に滞在中は、ずっとスマホでブログ更新しているのですが、このくらいの長文は結構厳しいですね。

もっとも、こちらのブログをご覧の皆様から「もっと文章を短くできないのか」とも言われそうですが(笑)。

東京は雨模様のようで大変ですね。こちらは北海道に入って4日目ですが、おかげさま毎日晴れて涼しい日々です。道端では、すすきが風に吹かれて揺れており、夜には、時折こおろぎが鳴いてます。もうすでに秋の装いが始まっているここ北海道です。

さて、アレサ・フランクリンの経歴のご紹介、昨日は幼少期から14歳のレコードデビューまでお伝えしましたが、彼女もここで終わっていたら、今のようなQueen of Soul的な地位は築いていなかったでしょう。続きのお話です。

デビュー時のアレサは、契約したコロムビアレコードの方針から、当時流行りのジャジーなポップ路線で売り出そうとし、彼女の持ち味であるゴスペルフィーリングを抑えるように言われます。しかし、これが全く泣かず飛ばずの状況を招いてしまい、彼女も苦悩の時代を過ごします。

コロムビアを解約されたアレサに目をつけたのが、アトランティックレコードの副社長ジェリー・ウェクスラーでした。

彼は既にアレサのゴスペルフィーリングの才能を見抜いており、既に14歳の時のレコード(ゴスペルソング)を聞いていたジェリーはSoul路線への転換を打ち出します。彼女の武器であるゴスペルフィーリングを全面的に出したパワフルで迫力あるsoul。これが当たります。

1967年、アトランティック移籍第一弾の「I Never Loved A Man」が全米9位のヒットとなり、さらに次にシングルカットされたオーティス・レディングのカバー「Respect」が念願の全米1位となり、不動の地位を築きます。



ここからアレサの快進撃が始まります。

やはりこのパワフルで、小気味良いリズム感がアレサの魅力ですね。

by Shinshi

さて、今日は伸び伸びになっていたアレサ・フランクリンの生い立ちを追いかけてみたいと思います。

1942年にアメリカ南部のメンフィスで生まれたアレサは、幼い頃から音楽的には恵まれた環境のもとで育ちます。

父のC.Lフランクリンは著名な牧師であり、彼の説教は「100万ドルの声」と言われるほどで、説教が初めてレコードに収められた牧師としても有名です。

一方、母親もまたすごい人で、あのマヘリア・ジャクソンをして「彼女はアメリカで最も優れたゴスペル歌手の一人」と評されたほどのゴスペルシンガーでした。

そのような環境のもとで、アレサは幼い頃からゴスペル、R&Bを聴いて育ち、自宅にはマヘリア・ジャクソンや、ジェームズ・クリーヴランドが訪れるなど、いろいろな刺激を受ける機会に恵まれていたと言われてます。

10歳の頃には父の教会で歌い始め、その才能はウワサになり始めます。既に14歳で初のレコーディングをして、世にレコードを出しています。

しかし、アレサは最初から売れっ子だった訳ではありませんでした。このあたりについては、また次回にお話します。

by Shinshi

PS.
まさか北海道に来てから、自由な時間が全くないとは(苦笑)。

少々お待ちを。

2014年08月12日
すみません。
昨夜から北海道に来てます。
札幌は涼しいです。
でも夜は長袖必須です。

私の実家は、街中から30km離れているので、
18~19℃くらいです。

本日は実家のもろもろを片付けておりまして、
ブログは、どこかでもう一度更新します。

少々お待ちください。

by shinshi

次の紹介アーティスト、誰にしようかなと、あれさこれさと考えているうちに、アレサにしようと思いました(笑)。

さて、彼女は「Queen of Soul」と言われているように、そもそもゴスペルシンガーというよりSoulシンガーです。

でも、歌声をお聞きになればおわかりの通り、ゴスペルフィーリング全開で歌います。その姿に心を打たれるのであります。

ご紹介したい曲はヤマほどございますが、Respectにするか、Natural Womanにしようか、I Say a Little Prayerか、Bridge Over Troubled Water(サイモン&ガーファンクルの方が有名ですが)かなどと、さんざん迷ったあげく、結局こちらの曲にしてみました。

〇Think(feat.The Blues Brothers)



映画「The Blues Brothers」の映像(リマスター版)です。最近g.u.のCMでも使われていましたね。

Soulの中に、ゴスペルフィーリングをねじこんでいる彼女の歌い方には、なぜかとてつもないパワーを感じます。それはこの曲に限らず、どの曲にもあてはまります。

心の底から解き放たれる声。聴いている側が元気になる、力をもらっている感覚になるような声。これは、彼女のゴスペルフィーリングそのものから来ているのだと、すぐにわかります。

次回は、彼女の経歴にも少し触れていきたいと存じます。

by Shinshi


PS:
今日は、午後から夜まで私が所属しているバンドの一つcoconutsの練習でした。で、思い出したのですが、来週8月23日(土)に新宿メモリーズでライブがあります。70~80年代のDisco&Soulにご興味ございましたら、ぜひ踊りにいらしてください。

coconuts メンバーのプロフィール(今月、更新されました)
※一応、私のプロフィールもそちらにございます。
 TOPページは上の「Link」から行けます。

〇詳細はこちら(お店のチラシより)

昨日は赤坂区民センターで練習でした。
見学に来られた2名の方々、そして21名のAJCメンバーの皆さん、
お疲れ様でした。

新しい曲に着手したので、結構大変だったと存じますが、
あと2回くらいの練習で、AJCの方々なら水準に持ってこれるのでは、
と思います。

さて、今日は皆様に新たなお知らせがございます。

Akasaka Joyful Choirでは、今回新規メンバーを募集します。
なんと結成後、初の募集案内です。
むしろ今までまともにメンバー募集の案内を出したことないのが、
不思議です。

-【募集要項】--------------------------------------------
〇募集期間:2014年8月10日(日)~9月6日(土)12:00

〇会費:月 500円(半年一括で¥3,000)

〇募集にあたって(基準)
 こちらのクワイアでは、楽譜は配布しません。
 歌詞と音源のみお渡しします。
 そこで下記の基準が必要になります。

 1)音程(ピッチ)がとれること
 2)リズム感があること(ゴスペルに必要な)
 3)メンバーの皆さんと仲良く・楽しくできること

〇連絡先
入会・見学のご希望の方は上のContact us、または
akasakagospel@grupo.jpまで連絡ください。

--------------------------------------

※ご参考までに一応お伝えすると・・・

〇Akasaka Joyful Choirの特徴

・USAのゴスペル指導者Greg Hartdigeが立ち上げたクワイアの一つです。
師が帰国した後も、活動を継続中。

・コンテンポラリー系の曲が中心です。
 Soul・R&B・Jazz/Fusionがお好きな方はきっと楽しいと思われます。

・ステージに積極的に出ることでメンバーの成長を図る方針です。
 いわゆる「場数を踏む」ことで、どんどんメンバーが成長すると考えてます。

・選曲はメンバーの投票で決めます。
 わりと自由にものを言ったり、確認できる雰囲気です。

・教室ではないです。サークルでもないです。
 ゴスペルクワイアの一つの団体として、クオリティや
 パフォーマンスのレベルを上げていこうとしております。
--------------------------------------

と長々と書いてますが、これでも何か不足の事項があれば
補足してください。 >AJCメンバーの皆さん

あ、今日あるアーティストの紹介をしようと思ったのに、
すっかり新規メンバー募集の話で終わってしまいました。

また明日にさせていただきます。

by Shinshi

PS.
今晩の東京は涼しくて快適です。
エアコンなしでも、十分過ごせる素晴らしい夜です。
涼しさをもたらした天とお天気に感謝です。

本日の練習

2014年08月09日
来てます、台風絵文字
九州・四国はすごいことになりそうですが、
午後からは、東京も雨絵文字だそうです。

気をつけましょう、お足元を。
歌いましょう、ゴスペルを絵文字

ということで、本日練習です。

場所は赤坂区民センターで、先月のSummer Gospel以来ですが、
私たちのホームグラウンドです。

夏の赤坂区民センターといえば、師匠のGregが扇風機の風を
めいっぱい浴びていたのを思い出します。

エアコンきいているのに暑かったみたいで、たまらず
扇風機を回してましたね。懐かしいです。

明日は21人のメンバーが集まる予定ですが、
天候が悪いので気をつけていただきたいな、
と思いつつ、見学の方もいらっしゃるみたいですので、
歓迎したいと存じます。

もし、見学されたい方がいらっしゃれば、ぜひお気軽に
お立ち寄りください。
見学だけなら無料です。
ぜひ一緒に歌いましょう。

ということで、今日は練習のご案内だけで
終わってしまいましたが、明日からまた
いろいろゴスペルの知識について
シリーズ化を開始する予定です。

アーティスト紹介シリーズが意外に反応があるので、
ちょっと続けてみます。

by Shinshi

明日は練習です

2014年08月08日
台風が近づいてきましたね。
週末の天気が心配なところです。
日曜がピークというウワサなので、皆さんお気をつけください。

そんな中ですが、明日14:00より赤坂区民センターにて、
3週間ぶりにAJCの練習です。

前回の7/19(土)でWhen You Praise/Fred Hammondの練習を
みっちりやったのですが、さすがに3週間経つと、結構忘れて
しまうものです。明日、もう一回やります。

そして明日から新たに着手するI Need Your Spirit/Edwin Hawkins。
ちょっとフタを開けてみないことには、まだ何ともコメントできませんが、
新たな曲に取り組む、という点では楽しみでもあります。


イベントの谷間にあたるこの時期だからこそ、こうして新しい曲に
取り組んだり、各イベントの選曲をメンバー全員の投票制で決めたり、
次のイベントの企画に着手したりなどなど、いろいろなことに手を
回すことができます。

実際、ホントに貴重な時期なので、今のうちにいろいろ手をつけて
おきたいと思います。

明日のミーティング次第では、他にも新たなお知らせをするかも
しれません。

といっても、そんな深刻な話ではなくて、新しいステップを
考えてます、ということです。

by Shinshi


PS:
余談ですが、昨日我が家の(私の部屋の)エアコンが壊れたお話を
しましたが、結局直りませんでした。

そして「買わずに我慢する」ことを決定いたしました。

もともと「最低気温が28℃以上の日だけ夜に使う」ルールだったのですが、
「今後そんな日は何日もない」「一人だけ我慢すりゃいい」という結論に達し・・・
窓を全開にすることで、耐え忍ぶことになりました。

暑く厳しい夜を耐えることで、きっと暑さへの耐性が上がっていき、
それが熱いステージパフォーマンスのできる体を作り出し、皆さん
からの信頼が厚くなっていく、と信じてます。

つまり「暑い→熱い→厚い」ということで。

毎日暑いですが、気がついたらここ1週間の書き出しが
ほとんど「暑い」になっていることに気づきました。

そんな中、我が家のエアコンがなんとつい先ほど故障してしまいました。
痛恨の一撃です(笑)。
今夜の最低気温が29℃という気象庁の脅しに、私は屈しません。

さて、今日はI Need Your Spiritの歌詞を少し深堀りしてみようか
と思います。
これ、検索しても日本語訳がほとんど出てきません。
(英語の歌詞でも、まともに検索でひっかからない曲ですから、
やむを得ません)

サビのChorusの歌詞を見てみましょう。


I need your spirit
(あなたの精神(魂)が必要)

I want your spirit
(あなたの精神(魂)がほしい)

Fall on me
(私のところへ降りそそいでほしい)

Fall down on me
(私のところへ降りかかってほしい)

Fall fresh on me
(私に新鮮な(魂を)ふりそそいでほしい)



すみません、かなり意訳しましたが、
神様の聖なるSpiritが自分に降りそそがれることで、
私たちに強さや力がみなぎる、という内容の歌詞です。

たしかに困ったときの神頼み、ではないですが、
厳しい状況・苦しい状況に置かれたときほど、
神が降りてきてほしいと思うのは、USAでも
日本でも他の国でも同じなのかもしれません。

ということで、きっと歌っているうちにいいことが
ある曲なのかもしれませんね。

ゴスペルを歌われる皆さんに、きっといいことがありますように。

by Shinshi


PS:
そして我が家のエアコンが早くなおりますように。

昨日はかなり暑い一日でしたね。
39℃超えの館林(群馬)の皆様は、さぞかし
大変だったことでしょう。

さて今週末から、私たちもEdwin Hawkinsの
「I Need Your Spirit」に着手します。

ちょうど昨年の今頃に、師匠のGregよりL.Aから
送られてきた6曲の中に入っていたのですが、
1年たってようやくこの曲に手をつけます。

逆に言うと、なんだかんだで既に5曲は消化して
いたので、最後の曲になります。
※・・・と思ってたら、実はもう1曲隠れていたことが
 発覚したので、この話はまた後日。

ちなみに、I Need Your Spiritはこんな曲です。

〇I Need Your Spirit

※アルバムでは「Spirit(Fall Fresh On Me)」というタイトルになってます。

ボーカルはDaryl Coleyというソウルフルな男性ボーカルで、
Edwin Hawkinsの「Give Us Peace」というアルバムに入ってます。

ミドルテンポの曲で、若干SoulというよりAOR/Fusion寄りの
コード進行です。
大人の雰囲気の曲調で、これぞコンテンポラリー・ゴスペル、
という感じですね。

比較的スローなので、AJCには合っているような気がするのですが、
まずは今週末に練習してみてですね。

新しい曲に取り組むときは、わくわくしますね。

by Shinshi

「マヘリアは3回も書いたのに、エドウィンは2回で終わり?」との
ご丁寧なご指摘に基づき、1日またぎましたが、3回目のEdwin Hawkinsについて書きます。

彼も代表曲はたくさんありますが、初期の動画が案外少ないので、
今日は貴重な映像をお届けします。

(To My)Father's House/The Edwin Hawkins Singers (1971)

43年前の映像ですが、結構いいグルーヴ感が出てます。

もはや伝統的なゴスペルではなくて、もうエド・サリバンショーや、
ソウルトレインといった人気番組に出てくるような雰囲気です。

このあたりから、ゴスペルがグンとコンテンポラリー側に傾いていく
のがわかります。

このElaine Kellyという女性ボーカル、力強いですね。

Edwinは白いピアノを弾いていますが、奥の方に、後に有名になる
弟のWalter Hawkins(1949-2010)が歌ってますね。
※「Thank You」などでおなじみの人です。

このHawkinsファミリーはゴスペル界の宝です。


次回は、Edwin Hawkinsの「I Need Your Spirit」について
触れてみたいと思います。

by Shinshi

昨日、テナーのYasuokaさんが出演されたオペラ『運命の力(ヴェルディ)』を拝見してきました。
※AJCのTomizawaさん、Hinoさん、Shigetaさんとご一緒でした。

主役・脇役(主要なキャスト)そして指揮者は皆さん東京芸大卒など一流(プロ)の方々で、合唱・オーケストラは区民の方々が中心とのことです。

でも、全編イタリア語の歌詞で、3時間あまりの長い演劇を、当然ながら歌手のみなさんは、歌詞(セリフ)など一切見ることなく、さらに表情をつけて、演技までしっかりされる訳ですから、当然ながら、凡人にはできない業であります。

さらにオーケストラと歌の合わせもあり、一つのオペラとして完成に至るまでは、とても長い年月がかかり、大変なことだったとお察しします。

そして今回私が注目したのは、ステージの演出です。
※演劇のストーリーそっちのけで、そればかりを見てました。

もちろんステージ上にいらっしゃる歌手の一人一人の力量にもよるところは大きいのですが、衣装・舞台(道具)・出演者の表現指導・演出、これはものすごく大事な要素です。

今日の演出・指導の方は、この点がとても優れていたと感じました。
※同じことを、以前、別の市民ミュージカルを拝見した時にも思いました。

どんなに出演者にいい人が出ていても、演出がイマイチならステージが台無しなんです。
逆に出演者が難しい状態でも、プロデューサーの腕がしっかりしていれば、かなりいいステージに持ってくることができるのです。
これはゴスペルにも通じるところがあると存じます。

先月のSummer Gospelでもそうでしたが、今回は私たちもある程度演出・プロデュースに力を入れてみました。

プロジェクタの背景(歌詞・風景)、出演された方々の躍動感、パフォーマンス(振り付け)などなど、お客様に少しでも楽しんでいただけるにはどうすればよいか、を考えました。
結果、今までの中でもっとも良いパフォーマンスができたと、映像を振り返って、多少なりとも実感があります。

でも近日は、もっと成長できる部分、いわゆる「伸びしろ」があるなと個人的には感じてます。
今日のオペラもしかり、最近見た某海外アーティストのライブでもしかりなのですが、結局、見た人が「また見に来たい」と思うかどうかが、ライブのすべてなのです。
そんな仕掛けを真剣にしてますか、ということです(これは、自問自答してます)。

お客様に「付き合いだから仕方なく来てる」と言われるようだと、「次も来て」と言っても来てもらえないのだと思います。

目の肥えたお客様に、どう飽きずに「また来たい」と思ってもらえるのか。これは課題です。

私たちも歌のレベルアップはもちろん、パフォーマンス・演出の力を
まだまだ磨いていく必要があると感じました。

秋・冬に向けて、進化しつづけていきたいと存じます。

by Shinshi


PS:
なんて、えらそうなこと言ってますが、結局は私自身がもっと勉強しなくてはいけないんだ、と本当は反省(痛感)してます。
まだまだプロデュースの力を上げていかないと。

なので、まずは服を「プロデューサー巻き」にするところから始めてみようかと思います(笑)。

昨日はとても暑かったですね。
東京でも35.3℃とか。
私も野外イベントで外におりましたが、
強烈な日差しとアスファルトの照り返しで、
気を抜くと頭がぼーっとしてました。

さて今日は先日ご紹介したEdwin Hawkinsについて、
彼の生い立ちを少し探ってみたいと存じます。

1943年カリフォルニアのオークランドで生まれた彼は
幼い頃からゴスペルクワイアで歌いはじめ、5歳でピアノを
始めた後、7歳の頃にはもう既にクワイアのピアノ伴奏者と
して活動を始めていたそうです。早いですね。

14歳の頃(1957年)には、既に彼のファミリーのクワイアの
レコーディングが行われています。
が、もともとゴスペルのジャンルが市場での地位がさほど確立されて
いなかった時代ですから、10年以上彼はゴスペルクワイアの指導者
として下積みの時代を過ごすことになります。

1968年にメジャーデビューします。
最初1年は全く泣かず飛ばずだったのですが、
その最初のアルバムに入っていた「Oh Happy Day」が
たまたまサンフランシスコの地元ラジオでかかってから
話題となり、徐々にウワサにウワサが広がっていき、
足掛け1年もかかって1969年、ゴスペルソングとしては初めての
ミリオンセラーソングとなります(全米4位・全英2位)。

彼の持ち味は、伝統的なゴスペルとは一線を画して、その時代に
流行しているリズムやジャンルを取り入れていく、当時としては
斬新なゴスペルソング作りにあったと言われています。
いわゆる「コンテンポラリー・ゴスペル」の先駆け的な存在だったのです。

その後も、従来のゴスペルとは違ってソウル・R&B・フュージョン・
House・HipHopなど積極的に自分の音楽の中に取り入れて行き、
コンテンポラリー・ゴスペルの礎を世の中に示していきます。

彼はその後グラミー賞に4回輝くなど、ゴスペル音楽界のシンボルの
一人として、活躍していきます。

そして、現在活躍している主要なゴスペルミュージシャンのほとんどは、
Edwin Hawkinsから少なからず影響を受けたとコメントしています。

さて、ここで最後に一つの映像をご紹介します。
Edwin Hawkinsの「God Will Take Care Of You」を
彼の妹でゴスペルシンガーのLynette Hawkinsが力強く
歌っている映像です。
最初低い声から始まるのですが、後半なかなか力強さと迫力があります。




演奏がピアノ・オルガン・ベース・ドラムしかいない
伝統的なゴスペルのバンド構成の中に、やはりコンテン
ポラリーな香りを感じます。

※God Will Take Care Of Youの曲の解説はこちら(2014/6/24 ブログより)

Edwin Hawkinsの曲は、結構奥が深いので、
私たちAJCも、これからもっと彼の曲に
チャレンジしていければ、と考えてます。
※今週末から「I Need Your Spirit」に着手します。

by Shinshi

すみません。

2014年08月02日
ブログを毎日23時から1時頃の間に更新しておりましたが、
昨夜に限ってよほど疲れていたのか、数年ぶりに21時頃に
帰ってまっすぐ寝てしまい、気がついたら今になっておりました。

ブログを毎日書き続けるって、簡単そうに思われるかも
しれないですが、案外難しいんですよ。

ここのブログは5ヶ月連続でゴスペルに関係するネタを
書いてますが、私も専業ではないので、毎日10~20分で
考えて更新し続けるのも、結構しびれてきます。

でも、ゴスペルが好きな皆さんのために、そしてAJC/AGCの
メンバーのために、少しでもプラスになれば、と思って
続けていこうという強い気持ちだけがエンジンになってます。

ということで、今日は時間が作れなかったので、
お休みさせてください。

明日Edwin Hawkinsのお話の続きをします。

by Shinshi

PS.
実は、今日は早朝から相当予定が詰まっておりまして。すみません。

Edwin Hawkinsについて

2014年08月01日
8月になりました。
暑さも本番です。
サイトのデザインも気分新たに変えてみました。

さて、今日はあの「Oh Happy Day」の作者、
Edwin Hawkins(1943~)にスポットを当ててみたい
と思います。

私たちのクワイアでも、Oh Happy Day以外に
God Will Take Care Of Youや、I Need Your
Spiritなど、彼の曲に触れることが多いです。

そういえば、一昨年の12月には私たちの師の
GregがTribute to Edwin Hawkins的な
Liveを渋谷のクワイアの皆さんを率いて
絶賛されていたのを思い出しました。

まずはせっかくなので「Oh Happy Day(1969)」の
オリジナル版を聞いてみましょう。



この曲、日本では映画「天使にラヴソングを2」以降
有名になりましたが、原曲はボサノバのリズムなんですよね。

ボサノバのリズムにゴスペルクワイアが乗ったのが、
絶妙にマッチしています。

※曲の詳しい解説については、Oh Happy Day(コラムその2 2013年10月9日)を参照。


次回、もう少しいろいろ掘り下げてみたいと思います。

by Shinshi

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