カーク・フランクリンについて3

つい先ほど、伸び伸びになって懸念材料になっていた
レコーディング用の音源を、AJCメンバーにメールして
ほっと一息ついているところの私です。

いろいろたまっている宿題は多いのですが、一つでも片付くと
ちょっとホッとします。

さて、カーク・フランクリンのストーリー、今日で最後です。

前回までは、彼はゴスペル界のレジェンドと呼ばれるMilton Biggham
に見出されたという所まででした。

その後、彼は自らのグループ”Kirk Franklin & the Family”を率いて、
1993年メジャーデビューを果たします。

その最初のアルバム「Kirk Franklin & the Family」がいきなり、
全米ゴスペル・チャートでNO.1に輝き、全米の総合チャートでも
最高58位まで上昇するスマッシュ・ヒットを記録。
このアルバムはゴスペル界で初のプラチナディスク(100万枚以上)となります。

その後もコンスタントにヒット作をリリース。

1996年のアルバム『Whatcha Lookin' 4』で、グラミー賞「最優秀コンテンポラリー・ソウル・ゴスペル・アルバム賞(Best Contemporary Soul Gospel Album)」を受賞。
翌年の1997年のアルバム『God's Property』でもグラミー賞「最優秀ゴスペル・アルバム賞(Best Gospel Album By Choir Or Chorus)」を受賞。

そして、1998年にU2のボノ、メアリー・J・ブライジ、R.ケリーなど、錚々たる顔ぶれの豪華ゲストを迎えたアルバム『The Nu Nation Project』でも、グラミー賞「最優秀コンテンポラリー・ソウル・ゴスペル・アルバム賞(Best Contemporary Soul Gospel Album)」を受賞します。
このアルバムは、全米ゴスペル・チャートで50週近くもNO.1の座をキープし、全米の総合チャートでも最高7位を記録することになります。

この時すでに彼はもうゴスペル界だけでなく、普通の全米チャートでも席巻しており、
ゴスペル界の革命児として全米に名をとどろかすことになります。

この後もアルバムを出すたびに、ゴスペルチャートNo.1、全米チャートでも上位に入るようなヒット作を出し続け、アルバムは100~200万枚をコンスタントに売れ続けていきます。

さらに2005年のアルバム「Hero」でグラミー賞2部門で受賞します。

すでに今日、押しも押されぬ超大物アーティストとなったカーク・フランクリン。

彼が成功した最大の理由は、R&B・HipHopと言った音楽の要素を
ゴスペルとうまくクロスオーヴァーさせたその類まれなセンス、
と言われています。

普通にR&Bの曲として聴いても十分優れており、そこに神への賛辞が
さらにこめられていることで、より多くの若者たちの共感へと広がって
いったのです。

GospelというジャンルをUSAで一気にメジャーに広めた功労者と
言っても過言ではないでしょう。

そんな彼の代表曲としては、この曲があります。

〇HOSANA/Kirk Franklin


シンプルなんだけど、力強い。
そんなカッコよさがあります。

後半のコーラスと、ちょっと泣きの入ったコード進行は、
なかなか鳥肌が立ちます。
この人の才能を垣間見ることができます。

カークの曲、どこかのタイミングでまた取りあげていきたいと思います。

by Shinshi



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