「また来たい」と思えるステージとは

昨夜のブログで「『また見たい』『また聴きたい』と思っていただけるような
ステージを目指すことが大事です」と書いたところ、
「じゃ、どんなステージにすればいいの?」という問いを、何件かいただきました。

この問いに対する答え、たぶん人それぞれだと思います。

では、逆にこちらから、質問させてください。

「どんなステージを見たいですか?」

そこにヒントがあるはずです。

もう少し角度を変えて、さらに質問してみましょう。

今まで過去に
「このステージが良かった。」
「もう一回見たいな。」
あるいは「このステージに、リピーターになっている。」
というものは、皆さんにありますか?

たぶんなにかしらあるのでは、と存じます。
それが一つのヒントになります。

ちなみに、ある人は、2ヶ月に1度、宝塚に通っているそうです。
また、ある方は劇団四季に、月1回通っているそうです。
あるお方はロックのフェスや、大物ロックアーティストのライブに
月2~3回ペースで行っていらっしゃるそうです。
そして、あるお方は、Blue Noteに月1回ペースで行っているようです。

なぜ、足を運ぶのでしょう?
そこに「また来たい」のヒントがあると思います。

楽しいから?

クオリティが高いから?

感動するから?

一緒に歌えるから?

踊れるから?

答えは人それぞれです。


ちなみに昨夜、私はたまっている仕事をそのままに、
定時退社をして、久々にBlue Noteに一人で行ってきました。

NEC_0642.JPG

2ヶ月前から予約していたThe Bland New Heaviesというバンドなのですが、
偶然ながら、なんと一番前の席で見ることができました。

NEC_0645.JPG

まさしく、私はリピーターの一人です。

どんな状況でも、かなり前から深夜まで仕事を頑張ったり、
朝早く出社して、前倒しで仕事を片付けて調整してでも
行きたいライブが、そこにあるのです。

今回、一番前の席なので、セットリストも丸見えだったのですが、

NEC_0643.JPG

勉強になるのは、「ああ、こういう曲の構成で、お客様を盛り上げていくのか」
とか、それぞれのメンバーの見せ場がどこで、他の人のソロの時に
どんな仕草をして待っているのかとか、トラブルが起きた時にどう対処して
いるのかとか(実際にギターの弦が切れたり、メインボーカルのマイクが
最初全く入らなかったりとトラブルがあったのですが、逆にパフォーマンスで
笑いをとったりしてて、引き出しがすごいなと思いました)、本当に
いろいろな視点から、細かいようですが、いろいろなプロの技を見ることができます。
単純に音楽を聴いているだけではありません。


私なりの答えですが、やっぱり「また来たい」は終わったあとの充実感から
来るのかな、と考えてます。
「来て良かった」「なんで、今までこんなことに気づかなかったのだろう」
「もう少し見たい、聴いてみたい」と思うところから始まるのかな、と思います。

事実、一人で一番前で盛り上がっている私に目を付けたボーカルが、
実際に話しかけてくれたり、握手してくれたり、こちらからギタリストを
盛り上げていって、向こうからピックをくれたりすると、楽しすぎて
再びリピートモデルになります。

もちろん歌や演奏のクオリティが高いことが、大前提ですけどね。

私も「また来たい」ライブとは何か、を自問自答し続けておりますが、
いろいろなステージから、ヒントをたくさんもらいます。

少しでも自分が蓄積してきた経験や知識がAJCに還元されて、メンバーの皆さんの
ステージ意識が高まっていくことにお役に立てればいいな、と存じます。

by Shinshi


PS:
実は、ライブ終了後に、またひと仕事してきました(苦笑)。
できれば、そのまま一日終わりたかったのですが・・・。



コメント
name.. :記憶
e-mail..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):
  • 記事検索
RSS