Joe Sampleについて

つい先ほど飛び込んできたニュースですが、ジャズ・フュージョン界の
大御所ピアニスト ジョー・サンプル(Joe Sample)さんが
現地時間9/12に亡くなったそうです。75歳でした。

今日は予定を変更して、この話題を少しつづらせてください。

彼は70年代、ジャズからフュージョンへとシフトしていくその全盛期に
「The Crusaders」の一員として名を馳せたピアニストで、ソロとしても、
プロデューサーとしても活躍しました。

アメリカ南部のヒューストン生まれの彼は、ジャズだけではなく、
ファンク・ロックの要素を入れたクロスオーバーな斬新な作品を出したことで、
フュージョン界の草分け的な存在として70年代以降、シーンのトップに君臨していきます。
もちろんゴスペルの影響も受けていて、作品の随所にゴスペルテイストな
コーラスを入れた作品もいくつかあります。

彼のピアノのプレイスタイルは、飛び跳ねるような、転がるような
ソウルフルでファンキーなピアノです。
10秒ほど聴くだけで「あっ、ジョー・サンプルだ」とわかるような
弾き方なのです。
私もとても勉強になったアーティストで、そして大好きだったピアニストの一人でした。。。
今年1月に予定されていた東京でのライブも中止になっていただけに、
もう見られないと思うと余計ショックです。

そんな彼をしのんで、代表曲の一つのこの曲をお届けします。
ちょっとゴスペルテイストも感じる、クロスオーバーなアレンジです。
歌っているRandy Crawfordにも注目です。

〇Street Life/Joe Sample Trio & Randy Crawford


Randy Crawfordも、この曲で一世風靡した女性シンガーです。
映像を見ると、まるでお風呂上がりにガウンを着たような衣装ですが、
その堂々たる風格と、魂から出ている歌声が本当に素晴らしいです。

この組み合わせが、もうナマで見られなくなるのは寂しい限りです。
でも彼がジャズ・フュージョン・ファンク・ブラックミュージックに
残した功績は大きいです。

ご冥福をお祈りします。

by Shinshi

PS.
今夜はStreet Lifeをピアノで弾いてちょっと
tributeしてみます...なんて、そんなえらそうな
立場にないですが。。。



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