番外編ですが・・・

昨夜は高倉健さんのニュース一色でした。

つい最近も「あなたへ」という映画を拝見して感動したり、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で
映画の撮影に向けた準備とか、取り組む姿勢とか、80歳を過ぎてなお謙虚でこつこつと役作りを
見えないところで努力されて、人に気を遣わせず、真摯に演技と向き合う姿に共感していた矢先
だっただけに、ショックですね。

なんだか身近な親しい方を失ったような感じです。

周囲への気遣い・配慮が本当にすごい、というエピソードがいっぱい
残っている方ですよね。

私が印象に残っているエピソードの一つをご紹介します。

駆け出しだった頃の小林稔持さんが、ようやく少し大きな家に引越しをする際に、
健さんがお祝いで200万ほど渡そうとしたので、さすがに申し訳ないと小林さんが
固辞したところ、なんと引越し当日朝一番に作業着を着て高倉健さん本人が
家の前に立っていた、という話です。

すごいお話です。
一大スターになった人が、なかなかできません、そんなこと。

映画でも、ステージでも、仕事でもそうですが(もちろんゴスペルでも)、
周囲で支えてくださっている方々への、ひとつひとつの気配り、
思いやり、感謝の気持ち、その大切さを、いろいろなことを通じて
教えていただいた気がします。

日本人の美しい心を長い間をかけて見せていただきました。
ありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。

by Shinshi



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