新しい曲を覚えていくプロセス

昨夜は中目黒GTホールで、TOKYO FMさんの「夢のゴスペルコンサート」の
3回目の練習に伺ってきました。もう明後日が本番です。
参加される皆さんとともに、自分もしっかり準備しなくては、と気を入れなおしております。
※今日は自分もいろいろ反省点がありました。

さて、今回のイベントを通じて、新しい曲を覚えていくプロセスを
皆さんに楽しんでいただいてますが、「新しい曲を1曲完成させる
のに、どれくらい時間をかけてますか?」と聞かれることが
よくあります。

ここはディレクターによって意見が分かれるところかな、と考えてます。

クワイアのメンバーには「1曲しっかり覚えるのに3ヶ月かかる」と
おっしゃる人もいますし「1日あれば大丈夫」という方もいます。

でもこれは、そもそも曲の「完成」の基準が、人によって認識が
異なることが影響しております。


そこで1つ質問です。

みなさんは、下記のうちどれが曲の「完成」だと思われてますか?

1)譜面をみて、とりあえず最後まで歌うことができる。

2)譜面をみて、リズム・音程をしっかり合わせて、最後まで歌うことができる。

3)譜面を見ずに、最後まで歌うことができる。

4)譜面を見ずに、リズム・音程をしっかり合わせて、最後まで歌うことができる。

5)譜面を見ずに、リズム・音程をしっかり合わせた上で、表現の強弱、
 言葉の節回し・発音に気遣いながら
、最後まで歌うことができる。

6)譜面を見ずに、リズム・音程をしっかり合わせた上で、表現の強弱、
 言葉の節回し・発音に気を遣いながら、振り付けをしっかりそろえて
 最後まで歌うことができる。

7)譜面を見ずに、リズム・音程をしっかり合わせた上で、歌詞の意味
 をしっかり理解した上で
、表現の強弱、言葉の節回し・発音に気を
 遣い、振り付けをしっかりそろえて最後まで歌うことができる。

8)上記の7)に加えて、ステージの見せ方を幕が開いた最初から最後まで
  しっかり意識する



これらを見て、今まで1)~2)だと思われていた方は「おけいこごと」の域から
抜け出せていません。

少なくともステージに立つからには、私たちは常に少なくとも8)のレベルは
意識して、そこを目指して練習しております。

あくまで個人の見解ですが、私の中では新しい曲を1曲完成させるのに、
全体練習は3~4回が一つの目安と考えています。
それも今回のイベントのように、2週間弱で5回で完成というように
短期間で一気にやった方がとても効果的です。

AJCで悩ましいのは、欠席者がいると、練習の間隔が開いてしまい、
みんな忘れてくるんですよね(笑)。
集まるのは隔週なので、4回連続で参加いただくことがギリギリ完成です。

でも、伸びている方が結構いらっしゃるのも事実です。
特にご自宅で練習されている方は、曲の覚え方が違うので、すぐわかります。
この1~2年で、ぐぐっと伸びた方がいらっしゃいます。
おそらくしっかりご自身で練習をされているのでは、とお察ししてます。
すばらしいです。

新しい曲を覚えていくプロセスの中で、ご自身の成長を感じていく楽しさを、
今回のTOKYO FM様のイベントに参加される皆様にも感じていただけたら
幸いです。

微力ながら、あともう少しだけ、お手伝いをさせていただけたらうれしい限りです。

そして私たちAJCも、新曲に手をつけていく準備をしたいと考えております。

by Shinshi



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