追悼:プリンス(Prince)について

いやー、ショックでした。
昨朝、ニュースを見て目を疑いました。

80年代を席巻したアーティスト、プリンス(Prince)が亡くなりました。
まだ57歳でした。早すぎます。

80年代はマイケルジャクソン、マドンナ、ホイットニーヒューストンと
ともに、プリンスの時代だったと言えるでしょう。

グラミー賞7回、代表作のアルバム「パープル・レイン」は
24週連続全米No.1という、とてつもない大ヒットでした。
MTVが初めてPVを放映した黒人アーティストは、実はマイケルと
プリンスだったと言われてます。

プリンスは、よくマイケルと比較されてましたが、個人的には
そもそも比較すべきではない、まったく別物のアーティスト
だったと思います。

マイケルは洗練されて、繊細なところもありつつ、
計算されたエンターテイメントで、カリスマ化されていました。

それに対し、プリンスは奇想天外な作風で、
いわゆる「天才肌」でした。

ギター、シンセサイザー、ドラム、ベースなどの楽器を
すべて自分ひとりでレコーディングをこなしました。
歌い方も超オリジナリティにあふれてました。
予想できないコード進行。
刺激的な歌詞。
自由奔放なパフォーマンス。
でも、意外と内面はまじめで神経質なところもかいま見える、
アーティスト肌な天才でした。

Princeの代表作といえばWhen Doves Cry(ビートに抱かれて)ですが、
新しい時代を感じたのは、むしろこちらの曲ですね。

○Batdance(From"BATMAN")/Prince(1989)

映画のセリフをサンプリングしてサントラ曲にしてしまう、
という手法に当時驚いたものです。

でも個人的には、彼が作った曲の中で、一番完成度が高いと
思うのはこちらの曲です。

○I Feel For You/Chaka Kahn


初めて聴いた時に衝撃が大きかったですね。
新鮮でした。
間奏のかっこいいブルースハープ(ハーモニカ)ソロは、
ご存じStevie Wonderです。

歌っているのはChaka Kahnのが有名ですが、
この曲はもともとPrinceの作曲です。

シンセサイザー、サンプル、リズム、どれを取っても新鮮で、
本当に彼らしいセンスのよい曲です。

実はこのPrince、ゴスペルソングも残していました。

続きはまた明日。

by Shinshi

PS.
70~80年代のミュージシャンが、どんどん世を去っていきます。
淋しいですね。



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