coconutsライブでのサプライズ(後日談)

先日「この話はまた後日に」と書いて、そのままになっていたことが2つありました。
今日はそのうちの1つ、2/28(土) coconutsライブでのエピソードをお話します。

そうですね。
あれは3rdステージの最後で、アンコールの時のことです。
「たぶん次で最後だ」と思って、セットリスト(曲順)を見ると
「Best of My Love(Emotions)」と書いてあったので、「ふむふむ」と
シンセサイザーの音色を用意していました。

するとその時です。
ボーカルのMahiroさんが「じゃあ、ここでゲストをお呼びしましょうか」とMCが入り、
「あれ?まだゲストなんていたっけ」と私が思っていたら、


「canacanaちゃんでーす!」


「は!?」

思わずステージ前方を見てみると、なんとcanacanaさんことAJCのAlto、
あのMagaeさんがステージにいらっしゃるではありませんか!

「マジで!?」と思っていたのもつかの間「では最後の曲、Can't Take My Eyes
Off You!」とボーカルYuriさんが、さらにたたみかけておっしゃるじゃありませんか(笑)
「おいおい、Best of My Loveじゃないの!?」とバンマスMatsunagaさんと顔を
見合わせながら、ダブルで衝撃が走りつつも、急いで音色を変えてイントロを
弾き始めてました(笑)。

一瞬の出来事でしたが、実はそんな中でも、頭の中では2つの不安がよぎってました。

実はMagaeさん、1週間前の東京マラソン応援イベント直前に、結構なケガを
されていたのです。
事前に伺っていたお話から大変そうだったので、状況を心配をしておりました。
歌うだけでもとても無理そうでしたからね。

そしてもう一つの不安は、半年以上も歌ってないこの「Can't Take~」を
歌詞も見ないまま、ステージにいきなり立って大丈夫なのかな?ということでした。

歌が始まるまでわずか10秒ほどのイントロの間でしたが、私の頭の中では
万が一のケースをいろいろ想定してました。
でも「もう信じるしかない」と最後は腹をくくって覚悟を決めた状況で、
ピアノを弾いてました。

ところが、どうでしょう。
フタを開けてみたら、まるで何事もなかったかのように、堂々と歌われているではありませんか。
しかも歌詞も見ずに、お客様に向かって視線を投げかける余裕まであります。

canacana0228
(写真はHanさんご提供)

たしかに振り付けに関しては、痛めたところがまだ回復されてなくて手を上げられないのか、
ちょっと辛そうな様子でしたが、歌声はとても自然体で伸びのある声で、
ベテランシンガーのような安定感があり、安心してステージをお任せすることができました。

たぶん本当は痛みがあって辛いのかな、と状況を知っているAJCの一員としては心配しつつ
お客様や周囲にそれを感じさせずに、最後までやり遂げられた精神力は素晴らしいです。

しかも曲の構成まで、半年以上前のことなのにきちんと覚えられていて、
キメの箇所も、しっかりとバンドのメンバーとアイコンタクトをとりながら
合わせてくるあたりは、さすがと思いました。
なにしろ、ぶっつけ本番でやっているのに、この余裕ですからね。

そもそも、てっきりAJCは今日はいないだろうと私も思っていましたから、
本当に驚きました。
Magaeさんは、お仕事帰りのお友達とお二人で、たまたま近くを通りかかって、
新宿メモリーズに飲みに立ち寄っていただいた、とのことでした。

本当に頭が下がります。

そして、ステージで歌うお話は、ボーカル女性陣からのお誘いだったようです。
でも、私は事前にまったく聞いてなかったので、ステージが終わった後からも
「聞いてないんですけど(笑)」を連発してました。

それでも、こうして元気に復帰されてきて安心したことと、ステージをグッと
盛り上げていただいたことに、感謝の念でいっぱいです。

さらに、なんとステージ上には目黒rootsクワイアから、Ouchiさんと、
Minesakiさんもいらっしゃって盛り上げていただきました。
さすがエンターテイナー!

IMG_1114
(撮影:Torazoさん)

coconuts8周年のステージに、すてきなサプライズへのご協力、
Magaeさん、Ouchiさん、Minesakiさん、そして写真をいただいたHanさん、
Torazoさん、本当にありがとうございました(^^


by Shinshi


PS:
AJCもどこかで「〇周年記念ステージ」をやりますかね(^^;



コメント
name.. :記憶
e-mail..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):
  • 記事検索
RSS