ボイストレーニングとしての基礎体力づくり

月に1~2回ペースで、ボイストレーニング関係のお話を
させていただいているのですが、今日はよい歌声を出すための
基礎的な部分のお話をします。

いくら音程がとれていても、声があまり続かなかったり、
そもそもボリュームが弱かったりすると、歌声そのものに
パワーが出ません。
ゴスペルの大事な特徴の一つは「パワー」です。

そのパワーをつけるためには、まず基礎体力づくりから
必要になります。

歌に必要な体力をつけるには、まず優先してきたえるべきところが
大きく言って2つあります。

1.持久力
 もっとも基本的なところです。

 ステージに立っている途中で「疲れた」といって、パフォーマンスが
 落ちては困ります。
 それに途中から声が出なくなったり、拍手ができなくなったりすると、
 一人だけ振り付けやアクションが弱かったりして、クワイアの中でも
 目立ってしまいます。

 ステージ上である程度長い時間を歌い続けるスタミナ、声を出し続け
 る力(肺活量)をつけることが大事です。
 
 そこで、以前ボイストレーニングの複数の講師に「どうすればスタミナ・
 肺活量がつきますか?」と聞いてきたのですが、おおよそ3つの回答に
 集約されます。それが以下の3つです。

【持久力(スタミナ・肺活量)をつけるトレーニング】
 1)マラソン・ジョギング
 2)ウォーキング(少し長め)
 3)水泳・ウォータービクス(水中ウォーキングでも可)


なるほど、ですよね。

マラソン・ジョギング・ウォーキングは持久力をつけること、
水泳は持久力に加えて、肺活量もきたえることができます。

AJCでもマラソン・ウォーキング・ジムでのエクササイズをやられて
いらっしゃる方が多いです。たしかに、理にかなってます。

ちなみに、私は飛びつきやすいところで、数年前から週2~3回の
ウォーキング(10km程度)と、月1回程度の水中ウォーキングを
スキマ時間をみてやっております。
ステージを完走するのに役立っているのは間違いありません。


2.腹筋
当たり前のことですが、声を出すのに腹筋を使います。
ここをきたえることは、よい歌声を出すことにとても重要です。
このブログでも、何度かお話させていただいてます。

腹筋は、普通の腹筋よりも「足上げ腹筋」の方がよい、と勧められた
ことがあります。これは声を出す筋肉(下腹の方)をきたえるポイント
に直接効いているから、と言われました。

ちなみに足上げ腹筋は、


1)あお向けに足を伸ばして寝る
      ↓
2)足を伸ばしたまま30度の角度くらい上げて、下げる。


このくり返しです。

最初は10回、1週間ほどで慣れてきたら15回・・・と
増やして、最終的には100回くらいできると、声に相当な
力が出ているはずです。
(私は60回あたりで苦しくなってカベがありましたが、
今は大丈夫になりました)

以上、まるでスポーツジムのようなお話になりましたが、ぜひ
お時間のある時に少しずつで結構ですので、試して効果を実感
いただけたら幸いです。


by Shinshi



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