みなさんは「Oh Happy Day」という曲をご存知ですか?
ゴスペルをされる方なら、当たり前のように知っている基本中の基本の曲です。

映画「天使にラヴソングを2(Sister ACT2/1993)」の劇中で使われている「La・la・la・la・la・・・(ドレミファソの発声練習)」のフレーズが入るバージョン(ver)が有名ですが、原曲は作詞・作曲者であるEdwin Hawkinsが1967年に録音したものになります。

原曲は発表時さほど話題にならなかったものの、地元のラジオ局から徐々に人気に火がついて口コミで知れ渡り、2年後の1969年5月には、ついに全米チャート4位(ビルボード)・全英2位にまで上りつめたという、ゴスペル界では革新的な曲です。

原曲は、それまで主体だったゴスペルの宗教的な歌詞とウラ手拍子一本やりとは違って、ボサノバのリズムが主体で、POPな明るい歌詞と、キャッチーなメロディからできていて、当時としては斬新なものだったのでしょう。

その後の「コンテンポラリーゴスペル」というジャンルができた原点の曲とも言われています。

他のクワイアさんのコンサートに伺うと、この曲を「天使にラヴソングを2」verか、原曲のverで歌われているのが大半ですが、私たちAkasaka Joyful Choirでは、作曲者Edwin Hawkinsがアレンジした"Club Ver"でやっております。

ちょっとマニアックで、このverでやっているクワイアをあまり(というか全く)見かけません。
そしてyoutubeで検索しても、出てきません(笑)。

私たちも最初Gregが持ってきた時にはちょっと難しくて戸惑いましたが、ここ数ヶ月で再トライしてみて、この曲の面白さがだんだん判って来ました。

歌詞は同じですが、リズムもフレーズも構成も全然違うので、原曲や映画でこの曲をご存知の方は、より楽しめると存じますし、初めての方でもノリがSoul系なので楽しんでいただけると存じます。

ぜひコンサートにお越しいただき、お聞きいただければ幸いです。

by Shinshi


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